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期間限定の「また明日」

子供は現在、小学三年生。放課後は毎日のようにお友達と遊んでいます。

時々、遊ぶ約束していたお友達がいたのに、遊びたい気分じゃなくなって、「今日は遊べない」と断ったりしていました。

大人の頭で考えると、約束をしてたのに気分で断るなんてありえない、と思って、

「約束してたのに、いいの?お友達に悪くない?」

と聞くと、

「いいんだよ。いつでも遊べるから。お友達もそうしてるよ」

と言う返事。

そうなんです。子供は、今日遊べなくても、明日遊べばいい。

大人みたいに、何日も前から日程を調整して会う約束をして会う、というのではないから、断っても明日遊べばいいんです。

なるほど!だからそんなに気軽に断れるのね、と妙に納得したのでした。

子供同士の約束って軽くていいな、と思っていると、

「友達と『また明日』、ができるのも今だけなんだよね」

と、大人びたことを言ってきたりもします。

確かにそう。

大人になると、今日遊んでも、次に会えるのはいつになるか分からないから、別れるときは大体「また連絡するね」です。

「また明日」はもう言えません。

気軽に遊びを断る一方で、こんな風に毎日暗くなるまで友達とめいっぱい遊べるのは、今だけなんだということも、ちゃんと分かっているようです。

* * *

子供にとっての毎日は、うれしさや楽しさ、ワクワクが色々詰まって、それはキラキラした世界なんだろうなと、ちょっと羨ましく思う今日この頃です。

そして、子供のそんな様子をみていると、郷愁にかられて、胸がギューッとなる今日この頃です。

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