「学校へ行きたくない」と子供が言いだして聞かないとき、どうしたらいいのか困ってしまいますよね。
わが家は最近「休みますカード制」という制度を導入しました。
この記事は、子供が学校へ行きたがらないとき、どうしたらよいか悩んでいる方に向けて、他の家はこうしているんだ、と何かの参考になればと思い書きました。
学校へ行きたくないのはどんなとき?
娘は現在小学校3年生。1、2年生の時から「学校行きたくない」と言うときは度々ありましたが、大体、心が限界の時のようでした。
何事も一生懸命やる真面目なタイプで、ある日心がいっぱいいっぱい、もう休みたい、となってしまうようです。
新学期が始まって少し経ったときや、学校行事が重なって忙しいときに休みたがることが多いです。
今までの対応
私自身親が厳しくて、熱が出ない限りは学校を休めない家庭で育ったためか、子供にも「体調不良以外では学校は休んではだめ!」という姿勢でいました。結構こういうご家庭は多いのではないでしょうか。
娘が休みたいと思ったときは、
娘「疲れたから明日学校休みたい」
私「だめだめ、ちゃんと行って」
こんな軽いやりとりから始まって、私の手が空いた時を狙っては「疲れたから明日学校休みたい」と言ってくる感じです。
娘「休みたい」
私「行かないとだめだよ」
娘「どうしても休みたい」
私「疲れた時に頑張って行くことで力がつくんだよ」
娘「疲れたから休みたい」
私「他のお友達は疲れても頑張って行っていると思うよ」
娘「お友達の○○ちゃんはこの前休んでたよ」
私「○○ちゃんは熱があったんじゃない?休み癖がつくからちゃんと行って」
といった感じでずーっと攻防が続きます。そして、
娘「もう限界だって言ってるじゃん!!」
と最後には涙目でわーっとなり、やっと私もほんとに限界なんだなと気づき、
私「わかった、じゃあ明日一日だけ休んでいいよ。次の日からちゃんと行ってね」
と休みが決定になる感じです。
毎回、私も娘も一歩も譲らない攻防がしばらく続き、お互い結構疲れるやりとりが発生していました。
でも、大人だって有休があるよね・・
会社に勤めている方であれば、年に何日か有休が取得でき、その有休は、忙しい日が続いたり、心身ともにいっぱいいっぱいのときに、休息するためにも使っているかと思います。
私自身、忙しくて体がバラバラになりそうな時に、午前半休をとって少し心を休憩させたり、
また若いとき、このまま会社に行くと心が壊れるかも、と思って、会社の駅の一駅前で降り、その日は休んで喫茶店でしばらくぼーっと過ごしたりした記憶があります。
大人は、有休などの休みをうまく使って、心のバランスを取ることができる。
それなのに、子供は限界のときに休む自由がないのって、辛くない?
そういう風に感じて、だったら、子供にも有休のようなものって必要じゃないかな、と思うようになりました。
「休みますカード制」導入
そして、思い付いたのが「休みますカード制」の導入です。
このカード制のルールは下記のように決めました。
・1学期につき3枚まで使うことができる
・使わなかった場合は、次の学期に持ち越すことができる
例)1学期に1枚しか使わなかったら、2学期は5枚まで使える
・学期末にカードが余っていたら、次の学期に持ち越さないで、1枚500円で換金することもできる
カード制導入の理由としては、限界がきて学校を休みたい時に「行きたくない」「行かないとだめ」の攻防を毎回続けるのが、娘もしんどいだろうと思ったことと、
自分の心が限界に達する前に、うまく自分で休みを取り入れて自身をコントロールできるようになって欲しかったからです。
このカード制をやってみようか、という話を娘にしたとき、娘はちょっと涙目でほっとした様子でした。
やっぱり小学生もいろいろと大変なんだな、いままでの休むまでの攻防きつかったよね、と思い少し反省しました。
導入してみてどうだったか
2学期が始まってから、2ヶ月目に入りましたが、もうすでに2枚カードを使っています・・残りあと1枚。。
ただちゃんと、あと何枚残っているから、明日カード使う、と自身で使うタイミングを考えてはいるようです。
カードを使って休んだ次の日は、元気に学校へ行っています。
というか体は元気なのに休んだので、行かないと、という後ろめたさがちょっとありそう・・・
ちゃんと、本人的に疲れて限界を感じている時に使ってくれているようなのですが、親としては使うペース早くない?と感じている状態です。
やっぱり学校を休ませる、というのは親の方が抵抗があってなかなか慣れませんね。
今後について
たとえば、心も体も元気なのにサボりたくて使うなど、本人にとってあまりよくない影響がでてくるようであれば、やめようと思いますが、当面はこのカード制を続けてみようかなと思っています。
心が限界にならないように、うまくコントロールできるようになって欲しいとは思いますが、大人でさえ難しいのに、まだ小学生にはちょっと難しいかもしれないとも思っているところです。